ゆりかごから墓場まで〜一生オタク〜

節操のない雑食オタクの雑記です。時々コスメやお洋服の話もします。

2022年、芸術の秋、読書の秋。

お久しぶりです。オタクです。我慢できず、ついにkindle unlimitedに再契約しまいました、、2ヶ月99円なんて、、ずるいジャン、、、、🥺💖💖

友達に恵まれたもので、日頃から読書習慣のある子たちと話すたびに、むくむくと膨らんで行った読書欲。そもそも通勤が長いので、本を読まねば!!と思い、ブックオフで大量買いプラスKindleで最近読んだ本を紹介したいと思います。

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茶店で貰った可愛いマッチ。

<小説部門>
1. 100万分の1回のねこ

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集中力が続かないので、短編ばかり読むのですが、これはここ最近読んだ中でダントツのお気に入り。小さい頃に出会った、あの「ねこ」にまた会えます。著名な作家の方達が有名な絵本のオマージュとして贈る短編集であり、あたたかくてまるくてやさしい、まるで子猫を腕の中に抱きしめているような気持ちになります。さみしくなったとき、定期的に読み返したい。

特に好きなのは、角田光代さんの「おかあさんのところにやってきた猫」です。ねこを自分に重ねると少し切ない気持ちになります。

おかあさんはきっと、赤ん坊のわたしを見つけたら、やっぱり連れて帰るんだろうな...心がはりさけるくらいかなしむだろうとわかっていても。どうしてかしらね、おかあさん? 

-角田光代/ おかあさんのところにやってきた猫

2. すみれ荘ファミリア/凪良ゆう

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この方原作の映画、流浪の月(松坂桃李さん広瀬すずさんが出てるやつ。横浜オッパがdv男で狂気を感じました)をきっかけに凪良ゆうさんの小説に興味を持ち、表紙を見てパケ買いしました。

最初は普通のほのぼのストーリーっぽかったのにどんどん途中から雲行きが怪しくなっていく感じにエ?え?どうなる??なに???というぞくぞく感がありました。ただの明るい話しかと思いきやまさかの展開に驚き。それぞれのキャラクターがキャラ立ちしてて、頭の中で想像しながら読みました。

一筋縄ではいかない愛の形にびっくりする。読んだ後に奇妙な違和感が残る。そんな感じ、、、万人受けではないだろうけど、読んだら忘れられない。そんなお話でした。

3.グラスホッパー/ 伊坂幸太郎

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映画にもなった伊坂幸太郎さんの作品。私の中で伊坂さんって、アヒルと鴨のコインロッカーとか、アイネクライネハナトムジークみたいな、暖かくほっこり系のイメージを勝手に持ってたんですけど、これはザ!クライムサスペンスです。グロ描写も結構多いので、苦手な方は回れ右した方が良いかも。

主人公は偶然ある事件を目撃したことから、その真実を追いかけることになるのですが、自分も一緒に謎を追いかけていくのが楽しい。また、蝉、鯨、鈴木という3人の視点がかわるがわる語られ、どこで登場人物たちが交わるのかハラハラしながら読み進めてしまいました。

相変わらずの、予測不可能な結末にワクワクして、なぜか少し暖かくスッキリした気持ちになってるから不思議。伊坂幸太郎作品はやはりどんでん返しのプロですね、、

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<ビジネス、自己啓発系部門>

1. ねこたちのいる家/ 山崎理恵

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Kindle Unlimitedを契約し直す前、プライムリーディングで良さそう!と思って読んでみました。これは、小説になってるタイプの自己啓発本?で、こうすべき!みたいな感じではなくて、過去の傷を小説を読むことで癒しましょう?的な本でした。

小説だったのでサクサク読めました。サブタイトルにもあるように、「いつも人の顔色を窺ってしんどい」「アダルトチルドレンで悩んでいる」そんな経験がある気がする、という人に向けて書かれていて、全然押し付けがましくなく読めるすごいいい本だなーと思いました。あと私はねこちゃんが大好きなので猫が出てくるだけでほっこりする。最後の方号泣してやばかったので、泣きたい時に読むのがおすすめです。

2. モチベーション革命/ 尾原和啓

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いろんな大企業(Googleとか)で働いてきた著者の経験からモチベーションをあげて仕事に取り組むために何ができるかを考えてくれる本。

どちらかというと、上の世代でゆとり世代の扱いに困っている人に向けてる?気はするけどなるほどなーと思うことが多かった。

特にこの本の序盤で「なぜ最近の若者は仕事にやる気を見出せないのか」について論理的に説いてくれてる箇所があり、な、なるほどー!!!となった。

いわゆるバブルやそれ以前の世代は「物質的に満たされていない」世代であり、何もないところから何かを手に入れる、富を得ることが仕事のモチベになっていた。そのため、仕事のやりがい=お金を稼ぐこと に結びつけることができた。一方我々最近の世代は、経済成長がすでにあり、生まれながらにして家などの環境で「何かが足りない」ということを感じずに育ってきた。そのため、モチベーションの源泉、つまり自分の幸せを感じるきっかけが「意味合い」「没頭できること」に変わったために、やりがいを感じられない人が多くいる。ということでした。

上の世代は、「達成」と「快楽」を追求する人が多い世代でした。まさに「目標を達成してワインで美女と乾杯」です。つまり、「快楽」を満たすための手段としての「達成」でした。 一方で、「乾けない世代」は、「良好な人間関係」や「意味合い」を重視する人が非常に多いのが特徴です。仕事よりも、個人や友人との時間が大事。何気ない作業のなかにも〝今、自分がこの作業をやっている意味〟を見出せないと、とたんにやる気が起きなくなる。「没頭」タイプの人も多く、「いくら稼げるか」よりも「仕事に夢中になって時間を忘れてしまった」ということに喜びを感じます。

え、これおれじゃん、、、した。完全にこれなのよーーー!そして本の後半では、そんな若い世代が、自分の好きなことを仕事にする=ワークとライフを分けるのではなく、ワークが好きなことになれば仕事が楽しい=働くことが楽しければお金も稼ぐことが楽しくなるよね。ということを書いています。また、チーム内で得意と不得意をあらかじめシェアしておき、分業体制を作り上げることが全体の効率を上げることにつながっていく、というチームビルディングの話もあり、どれもその通りだよなーうんうん。となりました。

自分のモチベの低さを分かりやすく言語化してくれたただけでも、スッキリ感があって読んで良かったと思いました。

3. キミは、怒る以外の方法を知らないだけなんだ。/森瀬繁智

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そろそろ血管がぶちぎれるのでは??というレベルで短気なのが悩みなので、Amazonで人気だったこちらを読んでみました。漫画で分かりやすく怒らなくする方法、起こってしまった時にどうするかを教えてくれます。

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私の場合はなんだかんだで、日頃の生活リズムを整えるところから始めなくちゃいけないと思った、、、。当たり前だけど、睡眠不足、栄養不足、運動不足、全て心あたりありすぎる、、、そして「嫌な人のことを考えてもお金が貰えないのに、考えるだけもったいない」は確かにそうで笑った。

人間は用心深く、ネガティブに考えるようにできている生き物みたいなので、意識的にでも思考の癖を変えるようにしたらだんだん身につくのかなーと思いました。まずは生活を整えることからだが、、、

<漫画部門>

1.女の園の星 / 和山やま

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漫画、たのしい〜‼️‼️(急な偏差値の落下)

漫画自体をあまり読まずに育ってきたのですが、やっぱりハマってしまうね、、漫画って恐ろしい沼。これは何人かの友達に勧めてもらい、一冊借りて読んだらハマりました。ロバートの秋山さんとか、シュール系の笑いが好きな人は絶対好きなコメディ。女の園の星、というのは、文字通り女子校で先生をしている星先生と学生たちの日常を描いたほのぼの系漫画です。ほんとにおもしろい。JKたちも無邪気だし、星先生のシュールな感じと、周りの先生たちのポップなキャラクターも楽しい。お気に入りのキャラが絶対見つかるはず。星先生、私の中ではウォヌくんですが、これ実写化したら面白いだろうな〜。(友達はギョンスにやって欲しいと言っていたww)

 

という感じで、やはり読書はストレス解消になるなーーと改めて感じる日々です。頭の中に語彙が蓄えられていく感覚とか、ふとした時にあの話のあのセリフが自分を支える養分になってくれるから、読書は薬ですね。

年内はもう現場の予定が今の所ないので、2022は読書の秋、読書の冬で締めくくれたらなと思います。それでは。