ゆりかごから墓場まで〜一生オタク〜

節操のない雑食オタクの雑記です。時々コスメやお洋服の話もします。

Stray Kidsの新曲「神メニュー」が本気で神だった件

お~~~い!!セブチじゃないんか~い!

という声が聞こえてきそうですが、何を隠そう雑食オタクの私、STAYの友人の投稿を見て、Stray KidsさんのMVを人生で初めてクリックしました。

 

f:id:sindemootaku:20200624190935j:image

 

その名も「神メニュー」(マジの曲名です)

 

結果。、、、、、、、、圧巻だった。

カムバ大戦争との呼び声も高い6月はもちろんのこと、私の中の2020年ベストソングに間違いなく食い込みそうな神曲と出会ってしまいました。

ここまでユニークで、「かっこいいのにおもろい」MVは初めてだった。曲よし、映像の構成よし、パフォーマンスよし、ビジュアルよし。しかも自主制作ドルときたもんだ。

 

このMVを通らず、神メニューを知らずにKポオタクをしている全オタクに告ぎたくて、気づいたら記事を書いていました。

今回は「ここが神だよ神メニュー」と題して個人的に神だと感じたポイントをひたすら語っていきます。なお、私はスキズについて事前知識ほぼゼロですので純粋に、非スキズオタク目線で感じた感想を書いていきます。(間違ってるところとかあったらすみません)

 

ここが神だよ神メニュー①唯一無二のコンセプト

まずは皆さん、こちらの短いティーザーをご覧頂きたい。

何かおかしいという点はないだろうか。

そう、名前が「Cooking Video」なのだ。
某3分クッキング番組かという勢いで、中華やら何やらを作っていく8人のメンバーたち。本人たちはいたって真面目な顔をして真剣にかっこつけてるので余計面白い(そして実際かっこいい)最後に出てくるフィリックスくんに関しては、もはやテーブルクロスしか引いていない。じわる。

この時点で私の期待値はべらぼうに高まっていたが、MVもその期待を裏切らない面白さだった。

なんじゃこりゃ、、、となった。

いきなり「ネ、ソンニム」(はい、お客様)とぺこり、とされてくすっと笑っていたらゴリゴリのラップをたたみかけられる。しかし、背景はカオスなことが起きている厨房である。

f:id:sindemootaku:20200623194814p:image

メインラッパーチャンビン君の後ろで好き勝手ふざけるスキズシェフちゃんたち。かわいい。まさしくいくつ目が合っても足りない(ちなみにすぐ後ろで大きな中華鍋から具材を思いっきりこぼしまくっているのはリノくん=グループでもトップクラスのイケメンだがかなりのぶっ飛び具合なお方らしい)

しばらくかっこいいターンが続き、安心していると(?)決め台詞

f:id:sindemootaku:20200623194915p:image

「ネ、ソンニム!」を繰り出されるので油断ならない。
しかもこの歌、ちゃーんと歌詞も料理コンセプトに沿っているのだ。
自分たちが唯一無二のメニューで、全てのリスナーの舌を満足させられると豪語しちゃうかっこいい歌詞。一回目はただMVを見てかっこいい、、していた場面も、歌詞を見るとちょっとくすりとしてしまう。まさに、「一度で二度おいしい」コンセプトである。


ここが神だよ神メニュー②アナログに立ち返った撮影手法

このMVは、芸術作品としても見どころ満載だ。最初見た時は「あ、これ9割グリーンバックで最新のCG駆使して作ったやつね、はいはい」とか思っていた。

が、しかし。メイキングを見ておったまげた。まさかの現実にありえない空間を作ってしまっていたのである。

例1:厨房にブラスバンド、工事現場に研究室

f:id:sindemootaku:20200623201902p:image
f:id:sindemootaku:20200623201857p:image

例2:スタントなしでそのまま過ぎ去るスーパーカー

 

臨場感のある画面に華やかさをもたらしてくれる周りのセットや、異質な組み合わせはそのまんま再現されていたと知ってびっくりした。特にレーシングカーが猛スピードで脇をすり抜けた後、「ネ、ソンニム!」ときりっと顔で演技しなくてはいけなかったヒョンジン君の強心臓さよ、、、(まじでこわかったぁ、、とびっくりしていた。そりゃそうよね。)もちろんCGが使われている箇所はあるが、このMVのすごいのはどっからがリアルでどっからが偽物かわかんないとこ。

 

もう一点、このMVにユニークさを感じたのは、「音楽と映像がまるでワンカットの様に一体感を持っている」という点。これは独特のカメラワークが原因と思われる。

上の映像を見てもらった方が速いが、各メンバーのパートが流れるように場面展開していく。特に手でカメラを隠したら次のメンバーに移行していたり、歌い終わりにメンバーがカメラを実際に叩き落すような形で、サイコロが転がるように次のセットに移動していく。

f:id:sindemootaku:20200623201933p:image

(カメラを叩き落とす練習をするアイエンくん。かわいい。)

f:id:sindemootaku:20200623202201p:image

(フィリックスくんのパートが終わると手の動きに合わせ、その奥にいるヒョンジンくんにパートが綺麗に移る。ワンカットが効果的に使われている)

よくあるMVではいくつもの場面やメンバーをパッパッ、とアップのショットで素早く切り替える手法があるが、このMVは比較的歌っているメンバーにフォーカスし、終わると次の場面に進むのですごく視聴者にとって疲れにくいし、音楽そのものに集中しやすいと言える。

f:id:sindemootaku:20200623201938p:image

ヒョンジン君のシーンで細長いカメラが使われ、暗転した後彼の目がこっちを覗き込むように始まったり、フィリックス君のシーンではカメラがクレーンゲームの様な独特な動きで印象深く見せている。

全体的に創意工夫が多くみられる撮影手法が、このMVの中毒性とユニークさを生み出していると感じた。


ここが神だよ神メニュー③神がかり的なビジュアル&早く滑らかなラップとダンス

そろそろ神を連呼しすぎなので、アイドルとしての真骨頂、スキズのパフォーマンスについて語りたい。

とは言っても、私はほんとに彼らについてずぶの素人なので誰が何担当なのかもわからない状態でMVと歌番組を見た↓

(神メニューは3:15あたりから)

とんでもなかった。

顔にチェーン?つけてるバンチャンさん。まつげがまっしろになってるのに死ぬほど声が低いフィリックスくん。恋愛プレイリストのハヌルにちょっと雰囲気似てるスンミンくん。なんなんだこのビジュアル集団は。

特に私の中で圧倒的に印象に残ったのがヒョンジンくん(リードダンサー、ビジュアル担当)

f:id:sindemootaku:20200623205107p:image
f:id:sindemootaku:20200623212034j:image

まぁスナイパーもシェフのカフェエプロンも似合う。この和服っぽいカフェエプロンという衣装をそもそも考えた人がGJすぎる。こんなんオス感駄々漏れるに決まってるじゃん。

f:id:sindemootaku:20200623210049j:image

どこの居酒屋に行けばこんな顔のいい8人が「ハイ、お客様喜んで!」してくれるのか、早急に教えてほしい。(そんな場所はない)

このファンカムはスタイリングから何から神。そしてヒョンジンくんのダンスは緩急の付け方がかなりはっきりしていて、見た人の印象に残る余韻がある踊り方だと感じた。ゆったり柔らかく踊るところと、バッキバキにする所を決めている感じ。

あと映ってないとこでもめちゃくちゃ気怠げアンニュイ系(?)表情演技をしてるので油断してるとギャフンとさせられる。末恐ろしい00年生である。

 

それから私的に印象に残ったのは、なんと言ってもラップ。もう入りだしからチャンビンくんのゴリゴリラップに引き込まれる。この感動は聞いた人しか味わえないと思うのでぜひ。

なんかもう、レベチすぎてぐうの音も出ないって感じ(お前は誰なんだ)。神メニューが開始5秒で神曲と感じた瞬間。

何がすごいってね、、めちゃくちゃ激しくてスピード感のある曲において、激しいダンスを踊りながらブレス音を感じさせない(つまりはぁはぁ感がない)ラップをすることの難しさよ、、、。

だからと言ってダンスの方も力抜いてる感が全くないのでほんとにすごい。

 

そしてもう一人ラッパーでありながらめちゃくちゃ歌も歌えるとかいう怪物がこのグループにはいると知った。

ハンジソンくんである。マレーシア育ちで英語も喋れる、ダンススクール通ってたのでダンスもできる、作詞作曲すらもやってる。何者なんだ彼は。

神メニューの入りだしが天才ラッパー二人で始まるのは、スキズをよく知らない人も最後まで聞いてみよう!!と思わせる作戦だとしたら、まんまとハマってしまった。

kpopでこんなに息継ぎの音を感じずリズムの流れをただただ感じられるラップを久しぶりに聞いたので感動した、、

 

もともと今回のアルバム「GO生」では別の曲をタイトルにする予定だったらしいが、バンチャンくんチャンビンくんハンくんが作ったこの歌をみんな気に入り、急遽こっちにしようとJYPに提案したんだとか。自分たちで料理をテーマに一曲作っちゃうんだからそのアイデア力にも脱帽。

 

そしてますます、才能あふれるメンバーが集まった彼らのこれから作り出していく曲が楽しみで仕方ない。世間のトレンドに流されすぎず、自分たちの好きな音楽に貪欲に挑んでいくスキズちゃんにエールを贈りたい!!!!これからグングン売れるに違いないとワシは信じているぞ!!!頑張れ、スキズちゃん!